なぜドリアンは『果物の王様』なのか?

ビジネス

ドリアンと言われても日本ではあまり馴染みのないフルーツですね。

しかし、東南アジアの国々では『果物の王様』と言われて、珍重されています。

果物の女王というと、マンゴスチンパパイヤラ・フランス(洋梨)、マンゴー高級いちごなどいろいろなフルーツの名があげられますが、果物の王様というと圧倒的にドリアンのようです。

スポンサーリンク

なぜドリアンは『果物の王様』なのか?

女王としてあげられた果物はどれも、イェロー~オレンジ~ピンクの暖色系で温かみを感じ、形も優美で滑らかだし、とろけるような甘さが特徴のフルーツなので、いかにも女性的なイメージですね。

ドリアンの特徴が男性的だから

それに対して、ドリアンは、

  • トゲだらけのいかつい外観
  • 茶褐色で優雅さを感じられない無骨な色合い
  • 直径が20~30cmにも及ぶ巨体
  • 大きいものでは3~5kgもの重量感
  • 甘さよりも強烈な香りと食感

こんな特徴を並べてみると、女性らしい滑らかさ、優雅さ、優しさの片鱗も感じることが出来ません

管理人がウエブライター1級の調査能力を駆使して、王様と呼ばれる根拠を徹底的に探してみましたが、はっきりとした根拠はみつけられませんでした。

結局、上にあげた特徴によって男性らしいと感じるのも当然であり、そのイメージから、女王ではなく王様と言われているようです。

異説もあります

その昔、ドリアンはとても高価だったので、庶民は容易に口にすることが出来ず、王族の果物だったとも言われています。
王族の果物が転じて、果物の王様になった。

また、非常に栄養豊富なので、国王が精力増強に食したことから、王様の果物と呼ばれていたものが、果物の王様になったとか。

いくつかの説がありましたがいずれも『諸説あります』の一つに過ぎません。

スポンサーリンク

ドリアンはどこで買える?

日本では採れない果実

ドリアンは南洋のフルーツなので、日本では収穫出来ません。
沖縄で栽培しても、結局実はなりませんでした。
一方、温室栽培で結実した記録はあります。

 沖縄県の海洋博公園熱帯ドリームセンターで、県内で初めて果物の王様「ドリアン」が結実した。2日、同公園管理センターが発表した。

高温多湿の環境で育つドリアンの栽培は国内では難しく、実が付いたのは2007年の東京都の夢の島熱帯植物館に次いで2例目。

ドリームセンターの誘客の目玉になりそうだ。

出典:沖縄タイムス(2018年8月3日 )

通販が便利

日本ではあまりポピュラーな果物ではないので、店頭で見かけることは殆どありません。

デパートのフルーツ売り場に並ぶこともありますが、このようなマニアックな食品は、ネット通販を利用するのが便利です。

例えば、こちらは送料無料です。


【楽天】でドリアンを探す

【Amazon】でドリアンを探す 

スポンサーリンク

そもそもドリアンてどんなフルーツなの?

外観はいかついトゲだらけ

サッカーボールほどの大きさで、茶褐色の硬いトゲで覆われていますから、素手で掴むと痛いですよ。

重さは通常2~3キロですが、大きいものは5キロにも及びます。

切ると中から白い実が

お尻の方が少し割れてきたら、手で広げて割ります。

この写真のひとは素手で作業していますが、トゲに当たると手が痛いので、軍手などを着用すると良いでしょう。

中から、白い実が現れます。

味は、『濃厚なバナナ』と言う表現が一番近いかもしれませんが、適切な表現は難しいです。

特徴的なのは、その臭いです。
匂いではなく敢えて臭いと書いています)

ドリアンの臭いは、ある『フルーティな化学成分』と『炒めた玉ねぎのような匂い成分』を混ぜることによって、生成できたというドイツの研究があるようです。
(科学者の研究ネタというものは、どこにでも転がっているのですね)

一般的には、好意的な表現は少なく、腐った玉ねぎの臭いとか、ズバリ人糞の臭いだと言う人もいるくらいです。

ドリアンの匂いが強烈なので、飛行機の機内やホテルへの持ち込みを禁止しているところもあります。


これはシンガポール地下鉄の表示例です。

ドリアンの樹は大木です

ドリアンの樹は放っておくと20メートルを超える大木になりますが、果樹園では10メートル程度に抑えています。

成熟すると勝手に落下してきます。

スポンサーリンク

まとめ

ドリアンがなぜ果物の王様と呼ばれているかを調べましたが、『これだ!』という結論はみつけられませんでした。

果物の女王と呼ばれる優雅なフルーツ類と比べると、

  • トゲだらけで
  • 茶褐色で
  • 図体がおおきく
  • さほど甘くもなく
  • いかにも無骨であることから

男性的なイメージが強く、『果物の女王』と対比する形で『果物の王様』と呼ばれているようですが、決定的な論拠はありませんでした。