北海道への台風上陸回数は?その台風はどんなルートを通ったのか

台風の現象

北海道と聞くと台風とは縁遠いような気がしますが、実は、台風の県別上陸件数が6件で全国で11位なのです。
(1951年から2019年までの68年間の集計データ)

ちょっと意外なので驚きますね。

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北海道への台風上陸回数は?その台風はどんなルートを通ったのか

台風上陸件数には、再上陸は含めません。
と言うことは、北海道に上陸する台風は、九州や本州を避けなければならないので、必然的に本州の東廻りルートか西廻りルートに別れます。

北海道に上陸した台風は6件

これまでに北海道に上陸した6件の台風は、東廻りルートが3件、西廻りルートが3件で、東西まったく同数なのです。

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東回りルートで北海道に上陸した台風3件

1952年台風9号(8月19日)

1952年(昭和27年)の台風9号は、北海道に直接上陸した初めての台風です。
フィリピンの東海上で台風となり、沖縄の西をかすめて朝鮮半島を横断して、大きく西廻りで函館の北側付近に上陸しました。
そのまま、台風としての勢力を維持したまま北海道をほぼ横断して知床付近まで達しました。

1956年台風9号(8月18日)

1956年(昭和31年)の台風9号は、北海道に直接上陸した2番目の台風です。
九州と中国地方の西側をかすめて、日本海を縦断して北海道に達しました。
もしも、九州や中国地方に上陸したら、北海道には再上陸となるので、ここの記録は残らなかったことになります。

1962年台風9号(8月3日)

1962年(昭和37年)の台風9号は 7月末に発生して8月3日北海道に達した、時期の早い台風です。
記録上は北海道上陸となっていますが、上陸したのはほぼ消滅する直前でした。

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東回りルートで北海道に上陸した台風3件

東廻りルートで北海道に上陸した台風は3件ありますが、全て平成になってからの出来事です。

1993年台風11号(8月28日)

1993年(平成5年)の8月下旬に発生した台風11号は、千葉県の東から福島県沖を通って、北海道の釧路付近に達しました。
この時代には詳細な記録が残されるようになり、台風の強さの階級が色分けした記録が残っています。
下の図で、赤い色の部分が強いランクの台風で、その後黄色の並の台風になり北海道に届きました。

2016年台風7号(8月17日)

2016年(平成28年)の台風7号は、上記1993年の台風11号と非常によく似たルートを通りました。
すなわち千葉県の東と福島県沖、岩手県沖を通って、北海道の襟裳岬に上陸しました。
この台風は、台風の勢力を維持したまま北海道を縦断してオホーツク海に抜けました。

2016年台風11号(8月21日)

2016年(平成28年)は非常に珍し居ことに、北海道に2件の台風が上陸したのです。
台風11号も同年の台風7号と同じように、東廻りルートで北海道に達したのです。
この台風11号は、北緯30°を超えた北側で台風に変わったのは珍しいです。
ただし、台風としての寿命はわずか42時間の短命台風でした。

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まとめ

  • 1951年以降、北海道に上陸した台風の数は6件です。
  • 北海道に上陸する台風は、九州や本州に触れてはいけないので、東廻りルートと西廻りルートがあります
  • 6件の台風のうち、東廻りルートは3件、西廻りルートは3件で同数です。
  • 西廻りルートの3件は昭和時代の出来事で、東廻りルートの3件は平成の出来事でした。

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