台風の上陸数が多い県!ベストテンはどこ

台風の現象

毎年多くの台風が日本に上陸して大きな被害をもたらしています。

上陸しやすい県はどこでしょう。
太平洋側に面した県だろうとは思いますが、実際調べてみました。

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台風の上陸数が多い県!ベストテンはどこ

1951年以降の台風の上陸県ベストテンは次のとおりです。

台風の上陸数ベストテン(1951-2019)

1951年(昭和26年)から2019年(令和元年)の68年間に日本に上陸した台風の集計です。

台風の県別上陸数が多いベストテンの表

1位は、鹿児島県の41件です。
68年間で41件の上陸数ということは、2年に1回は必ず上陸している計算になります。
その度に被害を受ける可能性があるので、生活が大変だと思います。

順位県名台風上陸数
(1951-2019)
1鹿児島県41
2高知県26
3和歌山県24
4静岡県20
5長崎県17
6宮崎県13
7愛知県12
8千葉県
熊本県
8
10徳島県7

台風の県別上陸数が多いベストテンのグラフ

グラフを見ると、鹿児島県の多さが目立ちますね。
4位の静岡県になると、鹿児島県の半分です。

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台風の県別上陸数が多いベストテンの地図

下に、ベストテンの県別所在地を地図にしましました。
予想されたとおり、太平洋に面した南向きの県ばかりでとても分りやすいし、台風の動きから予想すると、なるほどと納得してしまう県別の配置になっています。

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意外な11位とはどこだろう

上の地図を眺めながら、11位はどこだろうかと予測してみました。
三重県と神奈川県が白いので、このどちらかだろうと推測しましたが、見事に大外れだったのです。

しかし、 神奈川県と三重県の狙いは悪くはありませんでした。
神奈川県が5件で12位
三重県が4件で13位でした。

では、11位はどこか?

11位はなんと北海道です

驚いたことに、11位は上陸数6件の北海道だったのです。
北海道に上陸するなんて、どんな経路を通るのか調べたので2例紹介します。
こんな経路を通る台風もあるんだなと思いました。

2016年8月17日台風7号
関東から東北の太平洋側をかすめるように北上して、襟裳岬付近に上陸。


1952年8月19日台風9号
沖縄本島の南をかすめて朝鮮半島を横断して函館の北側に上陸。

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おいおい、沖縄が入っていないじゃないか

台風の進路といえば、まずは沖縄県を思い出しますよね。
上陸件数に、沖縄県が入っていないのはおかしいと思いませんか。

そもそも台風は沖縄には上陸しない。

気象庁の定義によると、台風の上陸とは、
『 台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達した場合を言う。 』
と決められているので、沖縄本島は上陸の対象になっていないのです。

じゃあ、沖縄に接触した場合は何ていうのか

沖縄本島に乗り上げた場合は、『台風の通過』といいます。

気象庁の定義によると、台風の通過とは、
『 台風の中心が、小さい島や小さい半島を横切って、短時間で再び海上に出る場合を言う。 』
と定められていて、沖縄は『小さい島』という扱いになっているので、上陸の統計には含まれないのです。

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